【お試し用大特価】橋本シール織ふきん

通常販売価格550円（税込）のところ、お試しいただきやすく大特価の110円（税込）で販売中です！

奈良県では農家の副業として靴下製造が発展しましたが、和歌山県では農家の副業として、紀州藩の綿花栽培推奨もあって江戸時代には綿織物が盛んでした。

その後、海外から導入した織機を独自に改良し、今では新幹線の座席や毛布やシーツなどに広く使われる丈夫で毛玉ができにくい「パイル織物」に発展します。和歌山県では、日本全国のパイル織物の80％以上を生産していたこともあるそうです。

その中でも光沢や柔らかな風合い、弾力性を特徴とするのが、大正時代に盛んになった「シール織り」です。

平安時代から霊峰高野山の参詣口として栄えた和歌山県橋本市高野口町。今もパイル織物の一大生産地ですが、この町にしかない「シール織機」で織られた、地元では知らない人はいないほどの名産ふきんをお届けします。

ちなみに、「シール」とは「アザラシ（seal）」のことです。
アザラシは、つるつるしているイメージがあるかもしれませんが体毛が生えています。特にかわいいアザラシの赤ちゃん（ゴマちゃん）は、新生児毛といって真っ白なフサフサの毛に覆われています。

外敵に見つからないように、氷や雪と同化しやすいよう白い産毛が生えた状態で生まれてくるのではないかと言われています。2～4週間で、大人と同じグレーやまだら模様の毛に生え変わります。

そんなアザラシの毛の手触りに似ていることから名付けられた「シール織り」ですが、今では、シャネルやルイ・ヴィトンなどの世界的ハイブランドが自ら素材提供を依頼するなど、高度で独自の技術が高く評価されています。

さて、今回お届けしたのは、ハイブランドどころか、何の飾りもない、素朴な「ふきん」ですが、驚きの実力を持っています。しかもまだ本格的に世に出ていない改良版されたばかりの新製品です。

このふきんの特徴は、洗剤なしでスッキリと油汚れがふき取れるという点です。水で濡らして拭くだけで織機などの油汚れをそぎ落とします。ついた汚れは水ですすぐだけで落ちるふきんです。

実際にドレッシング、醤油、焼き鳥のタレなど、油が強かったり、染みやすかったり、粘土が高くべたつきやすいもので実験しましたが、このふきんと水だけで、するりと汚れが落ちました。

じつはだれもが知っている有名な飲食チェーン（揚げ物がメイン）でも採用されたこともあるそうです。そんな旧製品には「毛抜け」という問題点がありましたが、毛抜けを防ぎつつ使用感を犠牲にしない製法を3年間かけて数十種類試作して完成したのが新製品です。

改良で悩んだのは他にも。旧製品はボリュームがあり、力が弱い人からは絞りにくいという声がありました。たしかに分厚ければ握力も必要となってきます。

ただし、薄くするためにまず思いつくのが糸の量を減らすことですが、それでは、その分汚れを絡めとる能力が落ちてしまいます。

糸量を落とさずに生地を薄くする…これは、繊維業界のプロから見ても非常に難しいことでしたが、見事、接する面積を大きくすることで薄さを実現する改良に成功しています。

ものすごく高度な技術によって作られた、環境にも優しいふきん、ぜひ、キッチンなどにおいてご愛用ください。